優れたデータ・ビジュアルは、状況や傾向を迅速に認識し、判断を手助けします。
今日、データの可視化には多くの選択肢があります。BIツールの発展により、アーク図やビュレットチャートから、バイオリン図やウォーターフォールチャート(滝グラフ)まで、かつてないほど多くの手法が利用できるようになりました。
これにより、データを分析し、情報を伝え、洞察を明らかにする方法が増えたといえるでしょう。
当BLOGでは、以前よりチャートの活用例をご紹介してきました。
▼データビジュアライゼーションに使用する色のルールを考える
▼最適なチャートを選定する方法とは
▼コンボ・チャート(複合グラフ)のTips
▼ウォーターフォールチャート(滝グラフ)のススメ
▼効果的なウィジェットの作成方法
今回、それらに続き、行動を喚起するチャート3選と題し3つのチャートについてご紹介します。
傾斜チャート
棒グラフでは、項目の順位をつけることができます。それを利用したのが勾配図です。この図を使うことで時間の経過とともに順位がどのように変化したかわかります。また、相対的な順位が2つの時点にわたって表示されるので、傾きからカテゴリー間での変化率の違いを簡単に見ることができます。
傾斜チャートは、売上、コスト、利益の変化を視覚化するのに適しています。何が上がり、何が下がり、それがどれくらいの速さで起こったかをシンプルに表示します。
カレンダーヒートマップ
カレンダーヒートマップは、データセットが月や年など長期間の変化を可視化します。ヒートマップでは、複数の変数の分散を示し、データはカレンダーの上に重ねられ、カラーグラデーションが時間経過に伴う相対的な値を表示するために使用されます。
カレンダーヒートマップは、数量が曜日によってどのように変化するか、または時間にわたってどのように推移するかを視覚化するのに最適です。小売店の購買傾向やネットワーク活動などに活用できます。
モザイク図(マリメッコプロット)
よく使われる円グラフでは、一つのカテゴリーに対し、全体を比率により関係性を示すことができ、カテゴリー別でのデータを表示するのに適しています。
モザイク図は、その円グラフの特性を生かし、グループを比較しながら各グループ内のカテゴリの影響を測定します。ディメンション軸はグループを示し、メジャー軸は各カテゴリー項目のパーセンテージ値を示し、値はグループ・サイズで示されます。この図は,財務,販売,マーケティングでよく使用されます。
ビジュアライゼーションは無限
先にご紹介したチャートのほか、箱ひげ図から樹形図までBIツールを使うことでお客様のユースケースに必要なあらゆるビジュアライゼーションをすることが可能となります。
データ・ビジュアライゼーションには、さまざまなチャート、表示方法等、多くの選択肢があります。だからこそ、目的にあった適切なチャートや表示方法を利用しなければなりません。
この機会に、チャートの活用方法を再認識してみませんか。
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