今回、 BOARD について、評価をいたします。
BOARD とは?
BOARD は、“プログラミングなしに、BI (ビジネスインテリジェンス)と CPM (企業業績管理)を実現するソフトウェア”です。
スイスに本社を置く BOARD 社により、1994 年にリリースされました。日本では、日本ラッド株式会社が販売をしております。
BOARD は、統一されたインターフェースから、業務定型レポートやアドホックレポート、経営ダッシュボードに加え、予測分析レポート、予実シミュレーションレポートなどを作成することができます。
いわゆる「セルフサービス型 BI 」であり、ユーザーはドラッグ&ドロップ等の容易な操作により、条件の絞り込み、ドリルダウン、ドリルスルーといったレポート操作の他、ユーザー自身で“プログラミングをすることなく”分析レポートを簡単に作成することができます。
BOARD の特徴
今回は、BOARD の各種機能の中から、特筆すべき特徴を2つご紹介します。
予算シミュレーション
シミュレーションするにあたって重要にある予算設定作業については、ユーザーにとって大きな助けとなる機能が数多く用意されています。これらを活用することで、Microsoft Excel などで行われる予算編成作業に比べ、大幅に作業を効率化し、短期に予算編成を行うことができます。
具体的には、
【柔軟な予算編成機能】
前期実績を流用した予算設定、“前年比 10% 増”等の伸び率の指定による値設定など
【ワークフロー機能】
申請された予算が設定されたるルートで承認を経て確定される
【配賦機能】
組織や担当者などに対し、上位部門で設定された値をあらかじめ決めた基準により配賦
当然、予算値の入力情報について証跡を残しており、誰がいつ値を入力したかを追跡することが可能で、セキュリティ監査要件にも対応可能です。
レポート開発キット
BOARD では、レポートをプログラミングレスで作成することが可能です。ドラッグアンドドロップ等の直感的な操作で予め用意されたチャートやフィルタ、各種 KPI 表示のためのインジケータなどを、クリックひとつで画面に定義し、ウィザードに従い、簡単に設定することができます。
レポートやダッシュボードに必要なコンポーネントは、「レポート開発キット」として集められており、その設定をウィザード機能で簡単に実装することができます。
システム管理を行う専門部門に依頼することなく、ユーザー部門が独自にレポート開発を行うことができるため、「欲しい結果を、今すぐ、誰でも、簡単に」得ることができます。
レポートパフォーマンスについて
BOARD では、サーバーとクライアントの通信の際に ROAR プロトコルという独自のプロトコルを利用して通信をしています。その技術により、サーバーメモリとクラアイントメモリの間でやりとりされるデータを、高度の圧縮することができ非常に高いレポートパフォーマンスを実現しています。
そのため、大量データを使ったシミュレーション分析など、多様な分析要件に対応可能です。
他システム連携
BOARD は Microsoft Office 製品とのシームレスな連携が図られており、レポート結果の Microsoft Excel エクスポート機能はもちろん、Microsoft Excel、Microsoft PowerPoint 等へのレポートの組み込みも行うことができ、BIレポートを既存のビジネスフローの中に柔軟に組み込むことができます。
またSAP ERP 、SAP® NetWeaver Business Warehouse (SAP BW) に対するコネクタが用意されており、これら製品をすでに利用されている場合は、フロントエンドのレポートティング、分析、ダッシュボードツールとして、シームレスな連携を図ることが可能です。
BOARD に関する詳細な情報は、販売代理店である日本ラッド株式会社のBOARD 製品ページをご覧ください。
https://board.nippon-rad.co.jp
※ 記事及び図表には、日本ラッド株式会社から許可を得て転載したものも含まれます。
※ Microsoft、MS、Windows、Windows Server、Excel、AccessおよびPowerPointは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
※ Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
※ その他の会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
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