「現場担当者にとっての使いやすさ」を追求したEUC(エンドユーザ・コンピューティング)ベースの BI ツールです。昨今 BI と言えば美麗で直観的に使える分析レポートをイメージする方も多いと思いますが、軽技Web は DB、SQL などの専門知識のないユーザーが、簡単な操作でクエリを作成し、自分の欲しいデータを取得するためのツールです。サマリー・明細集計・クロス集計などの集計機能を有し、Microsoft® Excelでの編集も可能。定型レポートは Excel で作成したテンプレート利用か、もしくは連携オプション製品との組み合わせで可能です。基本的には DB の汎用検索、非定型検索がメインのツールと言って差し支えないと思います。
そのため、機能そのものも極めてシンプルで、複雑な分析機能を必要とせず、必要最小限に絞った機能を低価格で導入したい顧客向け提供形態パッケージソフと言えるでしょう。
軽技Web の強み=お手軽さ
軽技Webの強みは何といってもその機能のシンプルさからくるお手軽さです。以下に簡単なデータ検索の流れをご紹介します。
1) DBの選択
軽技Web 構成配下の管理DBから検索対象の DB を選択します。
2) テーブルの選択
検索するテーブルを選択します。複数テーブルを指定してテーブル結合を行うことも可能です。
3) 項目選択
検索したい項目を「使用可能項目」欄から「使用する項目」欄へ移動します。
4) 検索条件指定
項目を選択し、演算子と比較値を指定します。(例は 2005 年 4 月のデータを抽出する場合)
5) 並び替え指定
並び替えのキーに指定する項目を選択し、「昇順」「降順」ボタンでデータの並び順を指定します。
6) 検索実行
後は出力形式などを指定して実行するだけ!画面内に検索結果を表示するほか、Microsoft Excel 形式と CSV 形式で出力することも可能です。
軽技 Web のウイークポイント
お手軽、簡単に DB の検索ができる軽技Web ですが、どんなデータベースが利用可能か、またどのような形でデータが保持されているか理解をしていないと、その機能を十全に発揮することはできません。また非常にシンプルな画面内出力以外に帳票を出力する機能を持たず、それなりに見栄えが求められるような場合には、Microsoft Excel と連携するか、他社のソリューション製品( HP 参照)と連携する必要があります。
図:検索結果の画面内出力
総括
軽技Web とは、現場の社員やスタッフが簡単に使いこなすせることを想定し、機能も極めて基本的なものに限定した、低コストのデータ検索/集計ツールです。また、Microsoft Excel を活用すればレポーティングも簡単にできるので、導入コストをあまりかけず、必要な機能だけを短期間で実装してすぐにユーザーに展開したい、そんなお客様に魅力的な製品です。
軽技 Web に関する詳細な情報は、富士電機株式会社の製品ページをご覧ください。
※ 軽技Web は富士電機株式会社の登録商標です。
※ Microsoft、MS、Windows、Windows Server、Excel、AccessおよびPowerPointは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
※ Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
※ その他の会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
※ 記事の内容は記事公開時点での情報です。閲覧頂いた時点では異なる可能性がございます。
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